なぜなぜ分析
「ではなぜそれが起きたのか」を繰り返し問い、見えている症状から根本原因まで降りていく手法です。5という数は決まりではなく目安で、答えが同じことの繰り返しになったら底に着いています。
今すぐ登録どんなときに使うか?
- 症状に手当てするのではなく、不具合の本当の原因を突き止めたいとき。
- 事後の振り返りで、犯人ではなく原因を探したいとき。
- WBSの作業が失敗した理由を記録に残したいとき。
手順
- 1左上のメニューで同じプロジェクト内の分析を切り替え、追加・名前の変更・削除ができます。
- 2空の画面で「問題を追加」から始め、何が起きたのかを一文で書きます。すぐ試せる例も用意されています。
- 3ボックスをCtrl+クリックすると、その下に新しい「なぜ」が開きます。そこに答えを書き、同じことをそのボックスにも行います。
- 4それ以上下がれないところで、そのボックスをShift+クリックすると根本原因のボックスができます。その下には枝を足せず、連鎖はそこで終わります。
- 5ボックスを右クリックすると、文言の編集や削除ができます。
- 6一つの分析に主要な問題は一つだけです。二つ目の問題を調べるときは、左上のメニューから新しい分析をつくります。
キーボードショートカット(デスクトップ)
ボックス上:その下に新しい「なぜ」Ctrl+クリック
ボックス上:根本原因のボックスShift+クリック
選択中のボックスを削除Delete
元に戻すCtrl+Z
やり直すCtrl+Y
ヒント
- 作業分解図のタスクから根本原因分析を始めると、そのタスク用に別の分析が開きます。開いている分析は上書きされません。
- 一つの原因に答えが複数あることもあります。同じボックスにCtrl+クリックを繰り返せば枝分かれします。
- 答えは必ず確かめられる事実に置いてください。「不注意」は根本原因ではなく、まだ答えの出ていない問いです。
- WBSで失敗にした作業は、その右クリックメニューからここへ問題として送れます。
記入例
記入例:注文確認メールが届かない
サポートに三日間、同じ苦情が来ている。最初に浮かぶのは「メール業者を変えよう」という案。五回なぜと問うと、問題はまったく別のところにあると分かる。
問題
- 注文確認メールが顧客に届いていない。
なぜの連鎖
- なぜ? メールが迷惑メールに入っている。
- なぜ? 送信ドメインが未認証と判定されている。
- なぜ? DNSに認証用のレコードが足りない。
- なぜ? サーバー移設のときに移し忘れた。
- なぜ? 移設のチェックリストにその項目がない。
真因
- サーバー移設のチェックリストが不完全だった。
対策
- 不足していたレコードを追加(今日の問題は解決)。
- チェックリストにドメイン認証を追加。
- 作業者が誰であっても同じ結果になるようにした。
最初の案はメール業者の変更だった。費用をかけても問題は残ったはずだ。本当の原因はチェックリストの一行の欠落だった。この差を見えるようにすることが、なぜなぜ分析の仕事のすべてである。
よくある質問
なぜなぜ分析とは何ですか?
「なぜ」を繰り返し問うことで、見えている症状から本当の原因へたどり着く手法です。トヨタで生まれました。症状ではなく症状を生んでいるものを直すのが狙いで、そうすれば問題は戻ってきません。
なぜ五回なのですか?
五は決まりではなく習慣です。実際には四回目から六回目のあいだで大半の問題が行き止まりに達します。三回目で見つかれば止めてかまいません。七回目でも何も出ないなら、問題の立て方を間違えている可能性が高いです。
真因に届いたとどう分かりますか?
目印は二つあります。次の「なぜ」が自分の手の届かないものを指し始めること、そして見つけたものを取り除けば再発しないと確信できることです。
なぜなぜ分析と特性要因図はどう使い分けますか?
なぜなぜ分析は一本の連鎖を下へたどります。特性要因図は同じ問題を人・方法・機械・材料・測定・環境といった区分に広げます。原因が一か所にありそうならなぜなぜ分析、散らばっていそうならまず特性要因図です。
無料ですか?
はい。Klarstiは現在無料で広告もなく、なぜなぜ分析をするのにアカウントも不要です。